お母さんが作ったおにぎり
おにぎりはご飯に具材を入れて握るだけ。
誰にでも出来る簡単なもので失敗のないお米の食べ方だとも言えますが、塩の量や具材のセンス、海苔の巻き方、シンプルな料理だからこそ作り手によって味も変わります。
そんなおにぎりにはお母さんが心を込めて作って下さる家族を想う気持ちがスパイスとして味付られます。
コンビニで購入するおにぎりは味は変わりませんから毎日おにぎりを購入する方にしてみれば安定した食品になると思います。
味の変わらない安定したおにぎりを決まった料金で購入出来るのは消費者としては嬉しい事ですが、ずっと同じおにぎりを食べていると飽きてしまう為に具材の中身を変えたおにぎりを購入します。
お母さんが作ったおにぎりは、おにぎりの中身が変わらなくても美味しいな。と食べられます。
コンビニのおにぎりとお母さんが作ったおにぎりは中身が一緒でも味は違います。
一人暮らしで外食に頼った食事をしている方にはお母さんが作ったご飯はどんなご馳走よりも懐かしく美味しい食事になります。
そんなお母さんが手塩にかけて作ったおにぎりはもう一度食べたいと時間が経ってから思う食べ物ですが、コンビニのおにぎりはお母さんが作ったおにぎりと比較してしまうと差がある様に感じてしまいます。
年を重ねれば重ねる程、お母さんが作ってくれたおにぎりは心の中に味がしみ込みます。
誰かの為に作ってくれるおにぎりの誰かは家族に向けられたお母さんの気持ちになります。
お母さんが作って下さるおにぎりのスパイスは塩の様に目に見えるものではないかもしれませんが、いつも家族に向けて注がれている愛情は見えなくても見えてしまう。
そんなスパイスをたっぷり注いでくれているお母さんの美味しいおにぎりに、農家さんが気持ちを込めて作って下さる美味しいお米をお求めになっていただけると大変喜ばしく思います。
カテゴリー: 日記