暑い時期はお米屋さんは大変です。
夏になると新米が出る季節までもう少し、と言う事は去年のお米は、完売になるお米が増えます。
有機栽培や無農薬のお米と言うのは手作業でやる事が増えたり、手間が増えるので生産出来る量に限りがあります。農家さんが手間をかけて生産する分、大量生産には向いていません。生産量に限界があればもちろん販売する量にも限界があります。おいしいお米はいくらでも生産出来ると言うわけではありませんし、こだわって作っているものほど、生産量は減るのが当然だと思います。
時計の職人は一つ一つのネジを職人さんが自ら締める為、大量生産に結びつかないと聞いた事があります。機械で何でもかんでも任せるのではなく、その時その時の状況に合わせて職人さんが一つ一つのものにこだわって生産する。
お米は生き物なので時計よりも職人さんのこだわりが反映されるものだと思います。農家さんが稲の一本一本に気を配り、おいしいお米になれよと願をかけ、おいしいお米を沢山の方達に味わってもらおうと、この暑い中頑張って下さっています。
お米の出来、不出来はありますが、毎年、おいしいお米を作ることに情熱をかけている農家さんのおいしいお米、新米の時期までまだ少し時間があります。
今年のお米は去年よりもおいしいお米、来年はもっとおいしいお米。
よりよいお米をお客様に提供出来ればいいなと、今の時期から新米が楽しみです(2015/7/21)