かどや米穀店

03-3961-4182(AM10:00〜PM7:00)

SHOP


有機栽培(オーガニック)と無農薬の違い

農薬と言えばヘリコプターで空から撒く栽培方法しているアメリカの農業が頭に思いつきます。アメリカの様に日本ではヘリコプターで農薬を散布すると言う事はしませんが、機械や人の手によって農薬を撒いている事には替わりはありません。

有機栽培(オーガニック)と無農薬のお米について、誤解されてしまう事が多いのですが、無農薬は農薬を使わない。有機栽培(オーガニック)は農薬を使う。これが一番の大きな違いです。有機農法は全く農薬を使わないのではなく、規定内の農薬は使います。農家が自分達で研究をし、なるべく生命と共存する事を考え、土いじりから始めた自然栽培に近い農法になります。

米有機栽培(オーガニック)のこだわりを持った農家さんは土だけでなく、農業の手法によっては田圃に鴨を放し、田圃に近寄る害虫を食べてもらい、お米を害虫から守るといった事もされています。農薬を田圃に大量に撒けば鴨にも害をなしますし、人の体の前に鴨に害をなしては害虫を守ってもらう事も出来なくなりますので鴨に対しての害も抑える程度の農薬の撒き方だと理解してもらえればと思います。

たかがお米と言っても作り方やこだわり方は様々ですので、鴨を使った栽培方法も一例になります。有機栽培(オーガニック)も無農薬も太陽の光の具合や水の量等、作り手によってお米もまた変化をします。

先述致しましたが、無農薬米と言うのはその名の通り農薬を一切使わない米作りをしている方達の手法です。農薬はもちろん体には良くない物ですが、基準値を超えて取らなければ体に害はないと言われています。

農薬は使っていないけれど化学肥料は使っている。そう言う農家さんももちろんいらっしゃいます。無農薬栽培と言うものはあくまでも、農薬に関しては未使用と言う事を表すものであって化学肥料に関しては使用されている物かどうかは直接農家さんとお話しをさせて頂かなければ分かりません。

無農薬だから体に害のない物を絶対に食していないと言う誤解をされている方も多くいられるようです。作物を育てる時に家庭菜園をされた方は良くご存知だとは思いますが栄養をあげる堆肥に関して化学合成されたモノを与えるのか、有機物質を与えるのかで作物の育ちが違います。農薬を撒かない事で害虫の寄り付きも多くなり、それら害虫の駆除に関して人の手間をかけて全てやる事が無農薬栽培の特徴であり、有機栽培(オーガニック)との大きな差はここにあります。

かどや米穀店

住所:東京都板橋区中板橋18-9

電話:03-3961-4182

FAX:03-3964-6677

営業時間:10:00~19:00

定休日:毎週火曜日
第3水曜日

開業:昭和 23年